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国際ブランドのアメリカンエクスプレスはクレジットカード「マリオット・ボンヴォイ・アメックス(以下、マリオットアメックス)」の発行を2022年2月24日から開始しました。


プレスリリースの内容はこちら
この記事では、発表されたマリオットアメックスの種類や年会費、特典などのほかボーナスポイントが大量にもらえる超絶お得な紹介経由の入会についても解説します。
ではさっそくみていきましょう!
目次
マリオット提携カード
マリオットアメックスは、世界最大のホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」が展開するマリオット・ボンヴォイの提携クレジットカードです。

マリオット・ボンヴォイはリッツ・カールトンやセントレジスなどのラグジュアリーブランドのほか、マリオットやウェスティンなどのプレミアムブランドのホテルなど、国内で70以上、世界で8,000以上もあります。
マリオット会員は1億6,000万人を超えており、世界の約50人に1人は会員というビッグな組織です。

マリオットアメックスの前身のSPGアメックスは、決済で貯めたポイントでマリオット系列ホテルに無料宿泊できるほか、カード更新時に1泊無料宿泊できる特典がもらえるなど、非常にお得なカードでした。

発行開始から9年目でついに刷新!
日本では2013年9月のSPGアメックス発行以降、名称や券面が変わることはありませんでしたが、発行開始から9年目を迎えた2022年2月、カードがリニューアルされることに!
2月8日にアメックスから発表されたカードはアメリカン・ エクスプレス プレミアムカード(以下、プレミアムカード)とアメリカン・ エクスプレスカード(以下、通常カード)の2枚です。

アメリカン・ エクスプレス プレミアムカード

アメリカン・ エクスプレスカード
この2枚のカードは
プレミアムカード=SPGアメックスの後継カード
通常カード=新規追加となるカード
という位置付けになります。

年間決済額が発行の判断基準

マリオットアメックスを発行するかどうかのカギとなるのが年間のカード決済額です。
これはSPGアメックスにはなかったシステムで、年間のカード決済額が一定以上で特典やサービスを受けることができるというものです。
そのため、新たにカードを発行するか、または既存のSPGアメックスを継続するかどうかを決める重要な判断基準となります。
結論からいうと、カード発行の判断基準は次のようになると考えます。

重要なのは世帯あたりの年間のカード決済額がいくらかという点です。
後で説明しますが、マリオットアメックスでは家族カード1枚目が無料になるため、家族で決済がしやすくなります。
これにより、どの特典を獲得したいかによってプレミアムカードなのか通常カードなのか、また何枚持てば良いのかが決まってきます。
2つのマリオットアメックス
ではこの2つのカードの中身を詳しく見ていきましょう。
券面 | ![]() | ![]() |
名称 | プレミアムカード | 通常カード |
基本カード 年会費(税込) | 49,500円 | 23,100円 |
家族カード 年会費(税込) | 1枚目無料 2枚目24,750円 | 1枚目無料 2枚目11,550円 |
決済ポイント | ホテル利用:100円=6P 一般利用:100円=3P | ホテル利用:100円=4P 一般利用:100円=2P |
入会ボーナスP | 30,000P (入会後3ヶ月位以内に30万円以上決済) | 10,000P (入会後3ヶ月位以内に30万円以上決済) |
ステータス付与 | ゴールド付帯 (年400万円決済でプラチナ昇格) | シルバー付帯 (年100万円決済でゴールド昇格) |
毎年の宿泊実績 | 15泊分 | 5泊分 |
カード更新特典 | 1泊無料宿泊 (50,000P上限) ※年150万円以上利用が条件 | 1泊無料宿泊 (35,000P上限) ※年150万円以上利用が条件 |
ホテルクレジット (リッツ・カールトンかセントレジスに有償連泊が条件) | 100USD | 100USD |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
マリオットアメックスの特徴を5つに分けて具体的に見ていきます。
2つのカードの特徴
①年会費
②決済ポイント
③入会ボーナスポイント
④ステータス付与
⑤宿泊実績
特徴①年会費

前身のSPGアメックスの年会費は34,100円でした。

プレミアムカードと通常カードの年会費は
年会費はSPGアメックスより上がりましたが、家族カード1枚目が無料になったのは改善点です。
マリオットアメックスの家族カードが無料になれば、メインカードとして使いやすくなります。
ここで重要となるのが年会費と特典のバランスが取れているかです。
2枚のカードについて特典の違いを見ていきます。
特徴②決済ポイント

クレカ決済で付与されるポイントも発行を決める判断基準の1つです。
プレミアムカードと通常カードの決済ポイントは
つまり、プレミアムカードは系列ホテルの宿泊などで決済利用するとポイントが最も貯まりやすいという特長があります。
宿泊する場合、獲得できるポイントは決済ポイントのほかに、基本ポイントやエリートボーナスポイントなどがあります。
宿泊ポイントの構成はこちら↓



宿泊ポイントの計算機はこちら
特徴③入会ボーナスポイント

クレカは新規入会キャンペーン中に申し込むのが最もお得です。
まず、プレミアムカードは最大45,000Pを獲得できるというキャンペーンです!

期間限定入会特典
■プレミアムカード
・3ヶ月以内に30万円決済で45,000P獲得
⚠️新規入会者が対象(旧カードのSPGアメックス保有者やマリオットアメックスの家族カード保有者は対象外)
なお、特典達成条件の「○ヶ月以内」とは、アメックスがカード申込を承認した日から起算されます。
詳しくは公式サイトで
ただし、公式サイトから直接申し込みすると損です。
プレミアムカードでは紹介者経由の申し込みで6,000P上乗せされ、最大45,000Pを獲得できます。




特徴④ステータス付与
マリオット・ボンヴォイは系列ホテルにおける年間の宿泊実績に応じて、翌年のステータスが決まります。
ステータスが高いほど、朝食無料や部屋のアップグレード、獲得ポイントが上がるなどの特典があります。


プレミアムカードと通常カードで付与されるステータスは
![]() プレミアム | ![]() 通常 | |
ステータス付与 | ゴールド付帯 (年間400万円決済でプラチナ昇格) | シルバー付帯 (年間100万円決済でゴールド昇格) |
マリオットアメックスでは、初めてステータスアップ制度が導入されます。
これは年間のカード決済額が条件を達成すると、「12ヶ月間はステータスが1つ上になる」というものです。
プレミアムカードの場合、年間のカード決済額が400万円に達するとステータスがゴールドからプラチナになります。
つまりマリオット系列ホテルに1泊もしなくてもプラチナになることができます。

特徴⑤宿泊実績

マリオット・ボンヴォイの提携カードでは、マリオット系列ホテルの宿泊実績(エリートナイト)が付与されます。
※更新特典と記載されているブログが散見されますが、エリートナイトは入会時と毎年更新に付与されます。
これは、実際にマリオット系列ホテルに宿泊しなくても、カードを発行するだけで宿泊実績が加算されるもので、SPGアメックスは5泊分が付与されました。
プレミアムカードと通常カードに付与される宿泊実績は

なぜなら、国内のマリオット系列ホテルではどんなに安くても1泊7,000円程度はかかります。
つまり、まともに15泊しようとすれば、10万円以上は出費することになります。
ところが年会費49,500円のプレミアムカードを発行するだけで15泊ができるということは1泊3,300円のホテルに15泊したようなものです。
これは、プラチナをめざす人にとって非常に嬉しい特典です!
結局、カードを発行すべきか?

これについてはマリオットアメックスに何を求めるかで判断が変わってきます。
「マリオット系列ホテルにあまり泊まらないけど少しは特典を受けたい」という方は通常カードが向いていると思います。
これに対して、マリオット系列ホテルを最大限活用したい方はプレミアムカードを選ぶことを強くおすすめします。

その理由は次の通り
✅マリオット系列ホテルではプラチナ以上では朝食無料のほか、より良い客室へアップグレードされるなど特典が格段に上がる
✅プラチナになるには年間50泊しなければならない
✅プレミアムカードには実績15泊が付与されるためステータス獲得の近道になる
✅年間150万円を決済すれば1泊無料宿泊特典(50,000P上限)を獲得できる
年会費が多少高くても、プラチナ以上になると年会費以上の特典を受けることができるので、私はステータス付与や宿泊実績などを重視しています。

これらを踏まえ、あくまで私が考えるカード発行の判断基準は次の通りです。

✅年間カード決済額が100万円に満たない世帯は獲得できる特典がほとんどないため、プレミアムカードや通常カードを発行するのは見送った方が良いと思います。
✅年間カード決済額が100万〜150万円の世帯は通常カードを1枚発行するのがベストです。
家族カードは1枚目が無料なので、家庭の決済を通常カードに集約すればゴールドに昇格できます。
✅年間カード決済額が150万〜400万円の世帯は判断が分かれるところですが、プレミアムカードを1枚発行するのがベストです。
家族カードを併用し家庭の決済をプレミアムカードに集約すれば、宿泊実績15泊や無料宿泊特典(50,000P上限)を獲得でき、翌年プラチナになりやすく、特典を利用できるホテルが一気に増えます。
✅年間カード決済額が400万円以上の世帯は、決済条件達成後プラチナになるため、家族で旅行するのが前提であればプレミアムカードは1枚で十分だと思います。
むしろ、プレミアムカードをそれぞれ2枚持つくらい所得に余裕がある世帯であれば、全く別のカードを保有した方がさまざまな特典を受けられると思います。

判断基準としてわかりやすいのは年間カード決済額ですが、獲得できるステータスや特典によってはカード決済額を上げてもいいという方もいると思います。
そこでポイントになるのが無料宿泊特典とマリオットのステータスです。
それぞれがどの程度欲しいかによって、発行するカードの種類をどれにするか、また、メインカードかサブカードにするかが決まります。
下のフローチャートを作成してみたので、どのカードが自分に向いているか判断してみてください。
マリオットアメックスタイプ診断

カード発行の判断基準
▶︎無料宿泊特典が必ず欲しい人=通常カードかプレミアムカードをメインカードとして使用
▶︎無料宿泊特典よりステータスを重視する人=年35泊できるならプレミアムカードをサブカードとして使用
ご自身のライフスタイルに適した最善の選択を選ぶことが大事ですね!
紹介経由の申込みが超絶お得!
実は、マリオットアメックスは公式サイトから直接申し込む以外に、紹介者経由で申し込む方法があります。
紹介者経由で申し込むと追加でボーナスポイント6,000Pを獲得できるのでお得です!


さらに裏技あり!
マリオットアメックスの申し込みに当たっては、事前にマリオット・ボンヴォイで無料の会員登録をする必要があります。

まず、マリオットボンヴォイ公式サイトでマリオット会員登録をした上で、アメックス公式サイトでをマリオット会員番号を入力してマリオットアメックスを申し込む、という流れになります。
実は、マリオットの会員登録をすると追加で最大10,000Pをもらえます。

これは、マリオット・ボンヴォイ会員登録にも紹介制度があり、下の紹介請求フォームを送ると私がマリオットに友人として紹介します。
その後請求者(あなた)に届くマリオットの会員番号でマリオットアメックスを申し込み、系列ホテルに最大で5回宿泊すると最大で10,000Pがもらえるという仕組みです。
つまり、マリオットアメックスの紹介ポイントと合わせると最大55,000Pを獲得できるので、マリオットの会員紹介もぜひあわせてご活用ください!