▶︎シンガポールにJALビジネスクラスで旅行したい
▶︎チャンギ空港のラウンジの種類を知りたい
▶︎せっかくなら高級ラウンジを利用したい
2023年8月、東南アジア最大の空港であるシンガポールのチャンギ国際空港にあるカタール航空プレミアムラウンジを利用しました。
オープンは2020年2月で、カタール航空のプレミアムラウンジとしては、ロンドン(ヒースロー)、パリ、ベイルート、バンコクに次いで5カ所目。
しかしながら、オープン直後にパンデミックによりラウンジが閉鎖し、再開は2022年6月。
今回初めて利用した感想は、料理、施設、サービスのいずれもファーストラウンジ並みのクオリティ!
この記事では、多くのラウンジがあるチャンギ空港の中でアクセス要件が最も厳しいラウンジの1つと言われているカタール航空プレミアムラウンジのアクセス要件や施設の様子をレポートします。
ではさっそく見ていきましょう!
目次
チャンギ空港のターミナルとラウンジの関係
チャンギ空港には4つのターミナルがあり、ターミナル1〜3(T1〜T3)は、制限エリアと制限エリア外がそれぞれ別々につながっています。
そのため、例えば日本に帰国する際、時間に余裕があれば出国審査後にT1〜T3にある制限エリア内のラウンジを“ホッピング”することもできます。
ターミナル間の移動は徒歩でも可能ですが、距離が長いので無料のスカイトレインで移動するのが効率的
下の図の「TRANSFER」と書いてあるのがスカイトレインのルート
JAL便で利用できるラウンジ
チャンギ空港にあるワンワールドの空港ラウンジ一覧はワンワールドの公式サイトで確認することができます。
表にまとめると以下のようになる。
JAL便を利用してシンガポールから東京へ移動する場合、ターミナルはT1となる。
JALビジネスを利用すると、出国前のJALカウンターで以下の用紙を渡され、T1内のmarhabaラウンジを案内されます。
もちろん、案内どおりmarhabaラウンジを利用してもいいですが、今回はあえてカタール航空のラウンジへ
その理由は2つ
✅ラウンジの滞在時間が限られる
✅新しいラウンジを利用したい
✅ラウンジの滞在時間が限られる
チャンギ空港のJALチェックインカウンターで手荷物を預ける場合、受付は出発時刻の3時間前〜60分前となっています。
ビジネスクラス利用者やステータス保有者はアーリーチェックインラウンジで出発時刻12時間前から手荷物を預けることができるが、今回利用時点でJALのアーリーチェックインカウンターは閉鎖中。
つまり、ビジネスクラス利用者やJAL上級会員であってもアーリーチェックインできないため、ラウンジでくつろげるのは最大でも2時間半程度しかない。
そうなると、利用できるラウンジはT1に限られる。
✅新しいラウンジを利用したい
ではT1の中で利用するならどのラウンジが良いか。
せっかくなら、パンデミック後再開して間もないカタール航空プレミアムラウンジが第一候補に。
さらに、カタール航空のラウンジはステータスに関わらず、ファースト(F)かビジネス(C)の搭乗者本人しか利用できない、とアクセス要件が非常に厳しいラウンジとなっています。
これはチャンギ空港にあるワンワールドラウンジの中で1箇所だけ!
カタール航空プレミアムラウンジ
アクセス要件
☑️カタール航空、ワンワールドのファーストクラスおよびビジネスクラスの航空券の購入者のみ
※同行者による利用は不可
ラウンジの場所・外観
カタール航空プレミアムラウンジがあるのはT1の3階
2階にあるJALのチェックインカウンターからは入国審査を経て左に行き、突き当たりのエスカレーターをめざします。
こちらが突き当たりのエスカレーター↓
カタール航空のラウンジは同じく中東エアラインのエミレーツと並んでいます。
エントランスはシンプルながら品のある外観
ラウンジ受付
エントランスを入ると、受付でパスポートと搭乗券を提示
あとは別のスタッフにラウンジを案内される
ラウンジのレイアウト
ラウンジは約700平米でL字型の配置となっており、大きく分けてカフェエリアとレストランエリアからなる。
レイアウトを再現すると以下のようになります。
カフェエリア
カフェエリアでは飲み物やブッフェの利用は可能だが、オーダー形式の料理は食べることができないエリアとなっている。
カフェエリアの特徴は5席ある個室タイプのシート
日本のコンセントも対応しており、フライトまで1人でゆっくり過ごしたい方にはピッタリ
レストランエリア
レストランエリアの特徴は座席の種類が多いこと。
アラビアデザインが特徴的な座席は85席もあり、洗練された空間を演出しています。
特にこちらのチェアはカタール航空のシグネチャーカラーであるバーガンディで艶やかな印象的
ブッフェではパンやフルーツ、チーズ、チョコなどを提供
ブッフェの盛り付けは芸術的!
ハムもただ平らに並べるより断然魅力的に感じるし、後ろのスイーツもあえて交互に配置しているには感心しました。
ラウンジの中央にはバーカウンターがあり、シンボリックな存在となっています。
少し動画も↓
レストランエリアではテーブルに備え付けのQRコードから読み取り、メニューをオーダーする形式
メニューはこちらからでも全て見ることができる。
ランチとディナーはアラカルトとなっているが、スープやアペタイザー、メインなどすべて選べばコース料理としても楽しむことができる。
オーダーしなかったが、カリフォルニアロールなど寿司も用意されている。
オーダーできるドリンクも種類が豊富!
肝心の味だが、非常に美味しくオーダーしたものすべて外れなしだった
特にマッシュルームのスープと牛ヒレ肉のグリルは強くおすすめしたい
マッシュルームスープはきのこの芳醇な香りが印象的
頂いた時間はオープンして間もなくだったが、こちらのスープは「last one」と言われました。
パッタイもなかなかの味!プリップリのえびに甘酸っぱいスープがしみた麺とパクチー
これだけでも大満足でした。
そして牛ヒレ肉のグリル
焼き加減、味、盛り付けのどれをとっても最高の仕上がり!感動レベルでした。
トイレ、シャワールーム
トイレとシャワールームはラウンジ奥に併設
ラウンジは2020年オープン後、2022年6月の再開まで使われていなかったため、水廻りは特にきれいで清潔のあるデザイン
トイレも含めて完全個室のため、落ち着いてシャワーを浴びることができる。
アメニティはマリオットボンヴォイ傘下のリッツ・カールトンでも採用しているフランスのフレグランスブランドDiptyque社製のフィロシコス(philosykos)で統一
利用した感想
初めてカタール航空プレミアムラウンジを利用した感想は、ANAスイートラウンジ並み(というかそれ以上)の感動がありました。
なんといってもスタッフさんのサービスレベルが非常に高く、適度な距離感で親しみやすく接してくれるのはありがたかった。
カタール航空に乗る機会は少ない方でも、JALビジネスでシンガポールへ旅行する際には必ず訪れてほしいラウンジです。
JALマイルのお得な貯め方
JALビジネスを有償予約するのはハードルが高いが、JALマイルを使った特典予約は意外と簡単です。
ではJALマイルの簡単な貯め方は何か?
ズバリ、ポイント交換が最短ルートです。
特に、マリオットボンヴォイポイントの交換を強くおすすめしたい。
下の図はマリオットポイントの使い道を示したもので、貯めたポイントはJALを含む世界のエアライン約40社のマイルに交換することができます。
もちろん、ヒルトンやインターコンチネンタルなどの外資系ホテルチェーンもマイル交換サービスはありますが、
これほど多くの航空会社のマイルに交換できるのはマリオットだけ!
マイルへの交換比率は 3:1が基本で、例えば3,000ポイントは1,000マイルに交換できます。
交換はマリオット公式サイトで1日に3,000ポイントから可能
特に60,000Pを一度に交換すると、交換分20,000マイルに加え、ボーナスとして5,000マイルがもらえます。
このボーナスマイルは非常にお得なので、マイル移行をメインとする場合、60,000P単位で交換することをおすすめします。
マリオットポイントに移行できるマリオットアメックスカードでは特別なキャンペーンを開催しています。
詳細はX(旧Twitter)またはInstagramのDMにてご連絡ください。