▶︎できる限り少ないマイルでハワイへ行きたい
▶︎燃油サーチャージは払いたくない
▶︎特典航空券を確実にゲットしたい
「お得に旅行や宿泊をしたいけどどうすればいいかわからない」とお悩みの方が読んですぐ実践できるような内容となっています。
“読む⇒行動する”たったこれだけ!
人気のホノルル線のチケットを最もお得に取る方法は何か?
ANAやJALのマイルは貯めやすいですが、特典開放枠が少なく燃油サーチャージが高いため、個人的にはホノルル線に関して日系マイルを今使うのは少々もったいないと思っています。
この記事は、できる限り消費マイルを抑えつつ、燃油サーチャージを無料にし、さらに特典予約を確実に取ることを目的とした内容になっています。目次
ホノルル線に安く乗りたい!
ハワイに行くための飛行機代、なんとか安くしたいですよね!
ここでポイントとなるが、「燃油サーチャージ」、「座席」、「マイル数」の3つ
少ないマイルでサーチャージ無料の2条件をクリアできる方法は確認済みですが、これに特典予約を確実に取るとなると、一気にハードルが上がります。
この3つを満たそうとするのは欲張りの塊(笑)
ただ、ある方法で特典予約をすれば、これらの条件を全て満たすことがわかりました。
ちなみに、この方法を使ったホノルル線の特典予約を紹介している他のブログは見たことがありません。
※このルートは万人向きではなく、使える人が限られる上、航空会社により予告なしに変更・廃止される可能性があるため、あらかじめご注意ください。
2023年、ヴァージン航空の特典予約における必要マイルに変更があり、これに伴い、本記事で紹介しているルートは改悪されました。
以下は、改悪前の記事になります。
ホノルル線の特典予約が年々困難に
新型コロナ以降、ホノルル線の特典予約を取ることがさらに難しくなってきています。
ホノルル線を取り巻く現状
✅人気路線ゆえエコノミーでも取りにくい
✅燃油サーチャージが高い
✅提携社特典航空券の開放が激減
✅人気路線ゆえエコノミーでも取りにくい
夏休みや年末年始などのハイシーズンでは、ホノルル線の特典航空券の開放枠はすぐに埋まってしまいます。
特に、ANAビジネスクラスは必要マイルが比較的少ないことから、“秒で空席待ち”になることもしばしば。
その結果、ビジネスをあきらめた人がエコノミーに流れていき、結果的に全てのクラスが空席待ちとなります。
2023年8月1日の空席状況を見てみると、既に全部刈り取られてしまっています。
一方、JALはANAに比べて特典の開放枠が多いため、片道最安の20,000マイルで予約可能な日がまだあります。
✅燃油サーチャージが高い
ANAやJALのマイルを使って特典予約をできたとしても、燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)は別途徴収されます。
燃油サーチャージは高止まりが続いており、片道約2万円もかかります。
仮に家族4人のハワイ往復の特典予約ができたとしても、燃油サーチャージだけで16万円近く支払わなければなりません。
さらに、2023年10月からJALもANAも燃油サーチャージが値上げされます。
ネットショッピングならできる限り送料無料を選びたい感覚と同じで、せっかくハワイに行くなら、サーチャージ代より買い物や食事、アクティビティなどの本体にお金を回した方が絶対有益です。
✅提携社特典航空券の開放が激減
ANAやJALのホノルル線では、それぞれ自社のマイルで予約すると燃油サーチャージがかかります。
燃油サーチャージを無料にするには、北米系の航空会社のマイルを使う方法と、日系マイルを使って提携社特典航空券を発券する方法の2通りがあります。
北米系のうち、ユナイテッド航空(UA)は羽田〜ホノルル便があるため、自社のマイルで予約すれば燃油サーチャージは無料
そのほかアメリカン航空(AA)はホノルル線はないものの、JALと同じアライアンスのため、JAL便の特典予約が可能で、この場合でも燃油サーチャージは無料
また、JALでは提携社特典航空券を使えば、ハワイアン航空の特典航空券を燃油サーチャージを無料にすることができます。(ホノルル線についてANAマイルでは同様の手法は不可能)
ところが、2022年春以降ホノルル線に関しては提携社の特典予約が取りづらくなっています。
AA、JL、UAの3種類のマイレージを確認したところ、2023年夏休みにおいて他社の特典予約ができるのは「AAマイル→JAL便」の組み合わせのみでした。
開放枠が減っている原因は航空会社によって様々あると思いますが、これによりホノルル線において提携社の特典航空券を取ることは非常に困難となっています。
導き出した最適解
ホノルル線で消費マイルを最小限に抑えつつ、燃油サーチャージを無料にし、さらに特典予約を確実に取る方法、それは
ヴァージン・アトランティック航空のマイルを使ってデルタ航空の特典航空券をとる
そもそも、ヴァージン・アトランティック航空について馴染みのない方も多いと思います。
ヴァージンアトランティック航空(IATAコード=VS)はイギリスの航空会社で、日本〜ロンドン便を運行していましたが、2015年に日本から撤退。
その後、株式譲渡を繰り返すなど、経営改善に取り組んでいる会社です。
これだけ聞くと「本当に大丈夫な会社?」と疑問を持つかも知れませんが、ヴァージンの経営にはデルタ航空がとても深く関わっています。
保有機材で世界第2位のデルタ航空がヴァージンの筆頭株主になっているため、ヴァージンは経営を立て直しつつあります。
ヴァージンのマイレージサービスを利用するにはアカウントが必要です。
右上のLog inから「Join Flying Club」を選択
次に氏名等を入力
⑧の電話番号は「Japan(+81)」を選択し、携帯の場合始めの0を除いた番号を入力します。(090....の場合、90....と入力)
次にヴァージンのマイルを使ってデルタ航空の特典航空券をとる方法がなぜお得か解説します。
VSポイントのメリット
ヴァージンのマイレージサービスはフライングクラブ(Flying Club)と呼ばれ、正式にはマイルではなく、ヴァージンポイント(以下、VSポイント)として利用が可能です。
ただ、実際はマイルと同様の価値があり、1マイル=1ポイントとして使えるので、マイルと全く変わりありません。
VSポイントを使った特典予約には3つのメリットがあります。
✅そもそもVSポイントの保有者が少ない
人気のホノルル線の特典航空券を取る際、国内にどのくらい競争相手がいるかがカギになります。
ANAやJALのマイルは多くの方が保有しています。
さらに、ユナイテッド航空マイレージプラス(UAマイル)は、北米便以外にANAの国内線にも使用できることから、国内でも比較的多くの方が保有しています。
それに対し、現在、ヴァージンは日本に就航していないことから、日本在住の方でVSポイントを保有している人はほとんどいないでしょう。
つまり、今のところ競争相手が少ないマイルで日本発着のホノルル線を特典予約することはアドバンテージがあるといえます。
✅必要マイルが本家のデルタ航空より少ない
VSポイントを使ったホノルル線はデルタ航空になります。
デルタ航空はもともと成田〜ホノルル便を運行していましたが、2020年3月に運行拠点を成田から羽田に移した後、新型コロナの影響で就航が延期されていました。
そして、ついに2023年10月28日から羽田〜ホノルル便が再開することに!
しかもデイリーでの運行になるため、予約が取りやすいです。
便名 | 出発 | 到着 | 運行日 | 機材 |
DL180 | 羽田21:00 | ホノルル10:15 | 毎日 | B767-300ER |
DL181 | ホノルル15:45 | 羽田20:00 | 毎日 | B767-300ER |
また、デルタ航空は復路の出発時間が遅いのも魅力的です。
ホノルル発が15時45分ということは、ハワイ最終日のランチまでホノルルを満喫できるので非常に魅力!
また、2022年7月29日には羽田空港第3ターミナルに米国外で初めてのラウンジ「デルタスカイクラブ」がオープンしました。
これにより、羽田発ホノルル線ビジネスクラス「デルタ・ワン」の利用者などが新ラウンジを利用できるようになりました。
▶︎ビジネスクラス「デルタ・ワン」利用者
▶︎スカイチーム加盟航空会社のファーストクラスまたはビジネスクラス利用者
▶︎スカイマイルのダイヤモンド、プラチナ、ゴールドメダリオン会員
▶︎スカイチーム・エリートプラス会員
▶︎スカイマイル提携クレジットカードの本会員
次にデルタ航空ホノルル線の必要マイルを見ていきましょう
2023年7月下旬〜8月上旬における往復エコノミーの最安値は96,000マイル
これに対し、デルタ航空の同日同便の往復エコノミーをヴァージン公式サイトから予約すると45,000ポイント
つまり、本家デルタ航空の必要マイルの半分以下で予約することができます。
✅ホノルル線の特典枠が取り放題
さらに、VSポイントを使ったデルタ航空ホノルル線は特典航空券の開放枠が非常に多いことが特長です。
VSポイントを使った予約では、一度に予約できる人数は大人9名まで
試しに9名を選択しても往復予約できる日はたくさんありました↓
ANAの特典が43,000マイルで全然取れないのに、ANAより2,000マイル多いだけで特典枠が取り放題!さらにサーチャージ無料!
その他のメリット
✅ポイントは有効期限なし
VSポイントは有効期限がありません。
✅ポイントの利用価値が上がる可能性
2023年3月、ヴァージンはスカイチームに加盟したことを発表しました。
個人的には相当驚いたニュースでした。
なぜなら、これまでヴァージンはデルタ航空やエールフランス航空のほか、ANAともマイレージで提携していたものの、どのアライアンスにも加盟していませんでした。
ヴァージンがスカイチームに加盟すれば、エールフランス航空やガルーダインドネシア航空などともマイレージで相互連携ができる可能性があります。
これによりVSポイントの利用価値が上がることが期待されます。
ホノルル線の必要マイル&諸税比較
ホノルル線の特典予約が可能なマイレージを対象に、必要マイルと諸税・サーチャージを比較しました。
ハワイアン航空やデルタ航空は自社の必要マイルが非常に高いことがわかります。
これに対し、ANAやJALは自社の必要マイルが少ない一方、諸税・サーチャージが非常に高いのが難点。
ここでカギとなるのが必要マイルと諸税・サーチャージのバランスです。
わかりやすく比較するため、ここでは1マイル=2円として1名あたりのホノルル線の必要額を出してみます。
結果としてはVSポイントを使った特典予約が最もお得となりました。
それもそのはず、必要マイルが少なく諸税やサーチャージがほとんどかからないので最安になるのは明らか。
VSポイントを使えば、家族4人でホノルル線に乗るのに18万ポイント+29,000円しかかからないので非常にお得です。
デメリットも
VSポイントは良いことばかりかといえば、そうではありません。
✅変更・キャンセルが有料
新型コロナの特別対応として、2022年6月23日までに予約した便までは変更・キャンセルが無料でできました。
ただし、今後は手数料が通常の運用に戻る可能性があります。(予約の変更をする場合は25£(約4,000円)、キャンセルする場合は30£(約4,800円))
✅対象機材が古い
羽田〜ホノルル間のデルタ航空の機材は「B767-300ER(76K)」
クラスは4種類
上位クラスから順に
▶︎デルタ・ワン:26席
▶︎デルタ・プレミアムセレクト:18席
▶︎デルタ・コンフォートプラス:21席
▶︎メインキャビン:151席
実はこの機材は導入してかなり経過しており、設備の古さは否めません。
「ANAの新しいホヌに乗ってハワイへ行きたい」というような方には不向きだと思います。
ただし、デルタ航空は2025年12月までにB767-300ERの49機を順次退役させることを発表しており、近いうちにホノルル線も新しい機材へと更新される可能性があります。
VSポイントの貯め方
ヴァージンは日本に就航していませんが、VSポイントを貯める方法は複数あります。
✅ポイント購入
ヴァージンでは公式サイトからVSポイントを購入することができます(要会員登録)。
1,000ポイント単位で一度に最大100,000ポイントまで購入可
ただし、円安の状況下ではポイント購入はお得な方法ではありません。
✅アメックスポイントを移行
アメックスメンバーシップ・リワードはアメリカン・エキスプレスのポイント・プログラムで、カード利用100円につき1ポイントが付与されます。
対象カードはアメックスグリーン、ゴールド、プラチナなど
メンバーシップ・リワードで貯めたポイントはVSポイントに交換することができます。
最小2,000ポイントから、2,000ポイント単位で移行可能
✅マリオットポイントから交換
一番のオススメはこれ!
マリオットポイントは、ホテルチェーン最大手のマリオット・ボンヴォイが提供しているポイントサービスです。
無料で会員登録さえすれば、マリオット系列ホテルの利用などでポイントが貯まります。
マリオットアメックスでクレジット決済するごとにポイントが発生し、マリオットポイントへ自動移行します(100円につき3ポイント、マリオット系列ホテルでの利用で100円につき6ポイント)。
貯めたポイントはマリオット公式サイトからVSポイントへ交換することができます。
VSポイントへは3マリオットポイント=1VSポイントの比率で交換でき、さらに60,000ポイント単位で交換すると、ボーナスとして5,000マイルが付与されるので、60,000ポイントで25,000マイルが貯まります。
なお、マリオットポイントはポイントサイトのモッピーからポイント交換することができます。
ポイントは1モッピーポイント=1マリオットポイントで等価交換となり、最低1,000ポイントから交換可
おわりに
今回紹介した方法は、ある程度ポイント交換の仕組みを理解している人向けです。
ただし、仕組みさえわかれば非常に簡単なので、支払いを最小限に抑えてお得にハワイへ行きたい方にはおすすめです。
特に、燃油サーチャージが高騰している時期にはベストな使い方だと思います。
VSポイントのメリット・デメリットを十分理解した上で、お得にハワイへ行きましょう!
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