▶︎アメックス・ゴールド・プリファードを知りたい
▶︎マリオットアメックスとどちらがお得か知りたい
▶︎入会ボーナスポイントを最大限欲しい
2024年2月20日、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルはアメックス・ゴールドカードを刷新しました。
一見すると、何が変わったかよく分からないですよね、、、
券面がプラスチック製からメタル製になったほか、名称を「アメリカン・エクスプレス・ゴールド・プリファード・カード(以下、ゴールドプリファード)」へと変更。
そして最も注目すべき変更点は継続特典として無料宿泊券が新たに追加されるなど、同社のマリオットアメックスを相当意識したカードになったことです。
この記事では、ゴールドプリファードの内容を解説しつつ、マリオットアメックスとどちらがお得か比較してみます。
最後に最大105,000ポイントを獲得できる入会キャンペーンの受け取り方法をまとめてます。
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キラキラ
40代会社員。各種ポイントやマイルの活用歴は約10年。マリオット ボンヴォイ チタンエリート。当サイト経由でポイントを獲得した方は累計1,500人以上。X(旧Twitter)やインスタグラムでマリオットやマイルに関する最新情報を発信。
目次
ゴールド・プリファードとは?
ゴールドプリファードは、アメックスのプロパーカードの1つ
ゴールドカードとしては、これまでアメックスゴールドというプロパーカードが存在していましたが、2024年2月20日に新規入会受付を終了。
これにより、2月20日からゴールドプリファードのみ新規発行可能となります。
※発行済みのアメックスゴールドは継続して使用が可能で、年会費も従来のまま。ゴールドプリファードに変更したい場合は、アメックスの会員ページからオンラインで切り替えが可能。
では、ゴールドプリファードに刷新して何が変わったのか?
ざっくり言うと「旅行と食事に特化したゴールドカード」に生まれ変わりました。
主な特徴を比較すると以下のようになります↓
基本カード | アメックス ゴールド | ゴールド プリファード |
券面 | プラスチック製 | メタル製 |
年会費 (税込) | 31,900円 | 39,600円 |
家族カード (税込) | 1枚目無料 2枚目以降13,200円 | 2枚まで無料 3枚目以降19,800円 |
継続特典 | ⚫︎スターバックスドリンクチケット特典 ⚫︎国内対象ホテル宿泊15,000円クーポン | ⚫︎フリー・ステイ・ギフト ⚫︎トラベルクレジット |
主な トラベル特典 | ⚫︎プライオリティパス ⚫︎手荷物宅配 | ⚫︎プライオリティパス ⚫︎手荷物宅配 |
主な ダイニング特典 | ⚫︎ゴールド・ダイニング by日和 | ⚫︎ポケットコンシェルジュ ダイニング20%キャッシュバック ⚫︎スターバックスカードへのオンライン入金で20%キャッシュバック ⚫︎ゴールド・ダイニング by日和 |
その他特典 | ー | ⚫︎メンバーシップ・リワード・プラス 年間参加費無料 |
入会 キャンペーン | なし (入会受付終了) | 合計105,000P |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
年会費はアメックスゴールドより7,700円増えた一方、継続特典などがかなり拡充しました。
継続特典①フリーステイギフト
ゴールドプリファードは毎年の継続特典として、国内のプレミアムホテルの1泊2名が無料で宿泊できる「フリーステイギフト」つまり無料宿泊券がもらえます。
対象ホテルはマリオットやハイアットなど7種類のホテルチェーンから選ぶことができ、具体的なホテルはこちらで確認できます。
無料宿泊券の概要は下のとおり↓
フリー・ステイ・ギフトがもらえるのは、これまでプラチナ、ANAアメックス・プレミアム、ビジネス・プラチナの3枚に限られており、いずれもゴールドより格上のプラチナ。
ゴールドプリファードはアメックスのゴールドカードで初めてフリー・ステイ・ギフトの特典が付与されたわけです。
ここでカギとなるは、フリー・ステイ・ギフトはカード入会日を基準に年間200万円の決済条件をクリアすること
家族カードを併用しながらゴールドプリファードをメインカードにする人なら、条件達成はさほど難しくはないと思いますが、メインカードを別に持っている方は、そこそこハードルが高いかも知れません。
継続特典②トラベルクレジット
トラベルクレジットは、アメックス専用のトラベルオンラインから宿泊予約・決済する際に利用できる1万円分のクーポンのことで、これが継続特典としてもらえます。利用方法はこちら。
トラベルクレジットの概要は下のとおり↓
実は、この特典が付与されているのは、アメックスが発行する個人カードでプラチナとゴールドプリファードの2つだけ!
まとめると、ゴールドプリファードの特典一覧はこちら↓
特典をすべて活用すると「年間で合計64,300円相当の価値がある」というのがゴールドプリファードの売りのようです。
個人的には、メンバーシップ・リワード・プラスの参加費3,300円が無料になるのが魅力的!
メンバーシップ・リワード・プラスは、ポイントの有効期限が無期限になるほか、ポイントをANAマイルへ等価交換できるなど、プロパーカードを所有するなら必ず参加すべきサービスです。
年会費はアメックスゴールドから7,700円増えたものの、リワード・プラスの参加費分だけで増額の半分程度の価値があるので、全体的になかなかの大盤振る舞いだと思います。
ゴールドプリファードに刷新して変わったこと
✔︎旧カード(アメックスゴールド)より年会費が7,700円増額
✔︎アメックス旅行やダイニング特典が拡充
✔︎継続特典(無料宿泊券と宿泊クーポン券)が魅力的
✔︎リワード・プラスの参加費が無料
マリオットアメックスに寄せてきた理由
ゴールドプリファードが旅行や食事に特化したプロパーカードだとすれば、似たような特徴がある提携カードを思いつきますよね?
そう、みなさんご存知のマリオットボンヴォイ・アメリカン・エクスプレス・プレミアムカード(以下、マリオットアメックス)
マリオットボンヴォイやマイルを使った特典航空券の予約が好きな人なら外せないカードです!
では、なぜゴールドプリファードはこのタイミングでマリオットアメックスに似たような特典内容としたのか?
マリオットアメックスは、前身のSPGアメックス時代から旅行界隈では人気カードの一つで、ここ最近、プロパーカードよりも注目される存在となっています。
おそらく、アメックスはそのような状況をふまえ、プロパーカードをより重視する方針に転換し、年会費や特典内容が近く、それでいて入会ボーナスポイントをかなり高くすることで、マリオットアメックスからの“乗り換え”や新規の囲い込みを狙ったのではないでしょうか。
マリオットアメックスとの比較
ゴールドプリファードとマリオットアメックスはどちらがお得なのか、比較してみましょう!
基本カード | ゴールド プリファード | マリオット アメックス |
券面 | メタル製 | プラスチック製 |
年会費 (税込) | 39,600円 | 49,500円 |
家族カード (税込) | 2枚まで無料 3枚目以降19,800円 | 1枚目無料 2枚目以降24,750円 |
決済ポイント | 【メンバーシップ・リワード】 100円=1P ※一部100円=3P | 【マリオットポイント】 ホテル利用:100円=6P 一般利用:100円=3P |
継続特典 | ⚫︎フリー・ステイ・ギフト ⚫︎トラベルクレジット | 無料宿泊特典 |
主な トラベル特典 | ⚫︎プライオリティパス ⚫︎手荷物宅配(出国・帰国) | ⚫︎手荷物宅配(帰国のみ) |
主な ダイニング特典 | ⚫︎ポケットコンシェルジュ ダイニング20%キャッシュバック ⚫︎スターバックスカードへのオンライン入金で20%キャッシュバック ⚫︎ゴールド・ダイニング by日和 | ー |
その他特典 | ⚫︎メンバーシップ・リワード・プラス 年間参加費が無料 | ⚫︎マリオットゴールドエリート付帯 ⚫︎宿泊実績15泊付帯 |
入会 キャンペーン | 【メンバーシップ・リワード】 合計105,000P | 【マリオットポイント】 合計45,000P |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
年会費
ゴールドプリファード:39,600円
マリオットアメックス:49,500円
ゴールドプリファードの年会費はマリオットアメックスよりも約1万円安く、家族カードは2枚まで無料とお得感があります。
ポイントプログラム
ポイントプログラムは、ゴールドプリファードが「メンバーシップ・リワード」、マリオットアメックスが「マリオットポイント」と全く別物です。
そのため単純比較できませんが、それぞれの特徴をざっくり解説!
ゴールドプリファードの決済ポイントは100円=1Pが基本。
ただし、AmazonやYahoo!ショッピングなどのオンラインショップを含め、9種類の対象加盟店で利用すると、100=3Pと還元率がアップします。
ただし、毎年9月1日から8月31日の1年間でボーナスポイントの上限が10,000ポイント(50万円利用分)という条件付き。
貯めたメンバーシップ・リワードは、各種エアラインのマイルへの移行やホテルの宿泊のほか、年会費の支払いにも充当できます。
ポイントからマイルへの移行
ポイントプログラムで重要になるのがマイルへの移行
メンバーシップ・リワードからマイルへ移行する方法と、マリオットポイントからマイルへ移行する方法のどちらが得か
結論からいうと、メンバーシップ・リワードから移行する方法が圧倒的に有利です。
マリオットポイントから移行できるエアラインは40社と非常に多い一方、移行割合は3分の1まで減ります。
それに対し、リワードポイントから移行できるエアラインはマリオットポイントより少ないものの、移行割合は8割とかなり高い。
各種キャッシュバック
ゴールドプリファードでは、様々なキャッシュバックキャンペーンがあります。
その中でもお得なのがスターバックスの利用が実質20%OFFになる特典
これは、ゴールドプリファードを決済元としてスターバックスカードへオンライン入金すると20%分がキャッシュバックされるというもの。詳しくはこちら
この特典はゴールドプリファードに付帯された特典のため、ぜひとも使いたい!
結局どっちのポイントが便利?
こうなると便利なポイントはどっち?という疑問を持ちますよね
簡単比較はこちら↓
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード | マリオットポイント |
決済ポイント | 100円=1P 一部100円=3P | ホテル利用:100円=6P 一般利用:100円=3P |
有効期限 | 無期限 (ゴールド・プリファードの場合) | 最後にポイントを獲得してから2年間 |
各種エアラインへのマイル移行 | 15社 | 40社 |
ホテルのポイント宿泊 | ヒルトン マリオット | マリオット |
カタログ商品へ交換 | ⭕️ | ❌ |
年会費への充当 | ⭕️ | ❌ |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る |
どちらのポイントが使い勝手がいいかは人それぞれ
「貯めたポイントはマリオットホテルの宿泊に使う」という方はマリオットポイント向きで、「ポイントの使い道がたくさんある方がいい」という方はメンバーシップ・リワード向きになります。
これをゴールドプリファードとマリオットアメックスに置き換えると
ポイントの使い道の違い
✔︎ゴールドプリファード
▶︎ポイントの使い道が多い
✔︎マリオットアメックス
▶︎マリオットホテルに特化
✅その他
意外と差があるのが「手荷物宅配サービス」
手荷物宅配サービスは、海外旅行の際に事前に空港へキャリーケースを送ったり、帰国時に空港から自宅へ無料で送ることができるサービス
ゴールドプリファードは出国時と帰国時の両方で配送可能であるのに対し、マリオットアメックスは帰国時のみ配送可能
配送料は片道2,500〜3,000円程度なので、ゴールドプリファードではこれが往復無料になるので非常にありがたい!
このように、ゴールドプリファードの方が年会費が安い割に全体的に特典が充実しており、マリオットアメックスよりもメリットがあるように感じます。
では、ゴールドプリファードはマリオットアメックスより本当にお得なのか?
これは、どの特典を優先するかで判断が大きく変わります。
判断のカギは「マリオットにこだわるか否か」
ゴールドプリファードとマリオットアメックスはともに継続特典として無料宿泊券がもらえます。
ゴールドプリファードは年間200万円決済が条件であるのに対し、マリオットアメックスは年間150万円決済が条件と比較的ハードルは低め。
ただし、ゴールドプリファードの場合、選べるホテルチェーンはマリオットを含め7種類であるのに対し、マリオットアメックスの無料宿泊券が使えるのはマリオットのみ。
また、マリオットアメックスの付帯特典のゴールドエリート会員や、宿泊実績15泊はすべてマリオットのみの適用。
つまり、「マリオットの上級会員になって朝食無料や部屋のアップグレードなどの特典を受けたい」という方にとっては、ブレずにマリオットアメックス一択でいいでしょう。
一方、「無料で泊まれるホテルはマリオットにこだわらない、特典重視で旅の自由度を優先したい」という方にはゴールドプリファードの方が向いていると思います。
最もお得な入会キャンペーン
カードの新規発行にあたって特に重要になるのが、カードの入会キャンペーンで獲得できるボーナスポイント
通常、ゴールドプリファードは、新規入会で合計105,000リワードポイントを獲得できます。
実はこれ、以前より入会特典が大幅に改善されたんです!
これが短期間に、しかも決済額のハードルが比較的低いので、ポイントを一気に獲得したい方にとっては絶好のチャンスといえます。
※ゴールド・プリファードの発行にあたり、過去にアメックスグリーン、アメックスゴールド、アメックスプラチナの発行歴がある方はキャンペーンの対象外となります。
一方、マリオットアメックスの入会ボーナスは最大で55,000マリオットポイントとなっています。
詳しくはこちらの記事へ
いずれのカードにしても、自分のライフスタイルにしっかり合っているか、よく吟味して選びましょう!