おそらく大半の人はこう思っているでしょう
「ANA国内線の特典航空券を取るにはANAマイルを貯めるしかない」
この記事はこう思っている方にぜひ読んでいただきたい最後まで読めば、いかにUAマイルが優れているかわかります!
目次
ユナイテッド航空
ユナイテッド航空(以下、UA)は米国シカゴに拠点を置く世界最大手の航空会社で、売上高ランキングでもアメリカン航空、デルタ航空、ルフトハンザ航空に次いで世界4位。
本拠 | アメリカ合衆国 |
略称 | UA |
アライアンス | スターアライアンス |
マイレージ | MileagePlus |
航空会社のグループであるアライアンスは、ANAやルフトハンザなどが加盟する世界最大のスターアライアンスに属しています。
日本の就航都市は羽田、成田、中部、関空、福岡の5都市
最新のプレスリリースはこちらから確認できます。
UAマイルのメリット
このような方にハッキリ言っておきます。
UAマイルはANAやJALよりもメリットが多い!
細かいメリットは割愛して、とっても重要な3つのメリットを紹介します。
変更・キャンセル手数料が無料
ANAやJALの場合、利用者の都合で特典航空券をキャンセルする場合、払い戻し手数料としてマイルまたは現金が差し引かれます。
一方、UAは国内線、国際線ともに特典航空券の払い戻し手数料が一切かかりません。
UAは以前までキャンセル手数料が最大125ドルかかりましたが、2023年1月から変更またはキャンセルに伴う手数料は完全無料に。
さらに、マイルの有効期限は無期限というのもめちゃくちゃメリットがあります!
ANAマイルの有効期限は最大でも3年間なので、期限切れを回避するため頭を悩ませることもしばしば。
それに対し、UAマイルは有効期限を気にすることがありません。
国内線必要マイルがANAより安い
UAマイルは同じアライアンスに属するANAの国内線や国際線の特典航空券を発券することができます。
UAマイルを使ったANA便の特典予約にはUA公式サイトであらかじめマイレージプラス会員の登録が必要です。
会員登録はUA公式アプリからも可能
会員登録後、UA公式サイトまたはアプリで特典予約をします。
公式サイトでは「マイルを使って予約」にチェック↓
ANA便の特典予約は国内線、国際線ともに可能ですが、国際線はANAより必要マイルが高いため、お得感はありません。
お得なのはUAマイルを使ったANA国内線の特典予約
その理由は同じANA国内便に乗るのに本家のANAより必要マイルが少ないこと
ここで、大阪(伊丹)〜那覇のANA便を例にANAとUAの必要マイルを比較すると
片道の必要マイル数はANAがハイシーズンでは10,500マイルに対し、UAマイルは半分以下の5,000!
たった5,000マイルで大阪から沖縄まで行けるんです!
もともとUAはANAより同一区間の必要マイルが少ないためお得でした。
そんな中、2024年10月27日以降、ANA国内線の必要マイルが上がることに
ANA国内線の必要マイルの改定については公式サイトへ
ANAマイルの改悪により、ANA国内線の利用にはUAマイルがさらに有利になります。
特典予約できる時期がANAより早い
3つのメリットの中で最も大きいのがこれ!
ANA国内線の特典予約をANAマイルでするかUAマイルでするか、最も効いてくるのが予約開始時期
ANAの特典航空券は、3月最終日曜日〜10月最終日曜日の前日を夏ダイヤ、10月最終日曜日〜3月最終日曜日の前日を冬ダイヤと時期を2期に分けて販売しています。
特典航空券は約2ヶ月前からステータスに応じて先行予約が可能で、夏ダイヤは1月下旬、冬ダイヤは8月下旬に開始します。
一方、ユナイテッド航空でANA便を予約するのは国際線扱いとなるため、UAマイルでANA便を予約できるのは336日前から可能です。
この違い、どれだけ大きいか具体的に説明すると、
例えば、11月1日に出発するANA国内線を最速で予約できるのはANAマイルの場合、8月下旬。
これに対し、UAマイルなら前年の12月1日から可能。
つまり、約270日も前から特典予約できるんです!
ANAは2025年2月3日から予約期間を拡大します。
詳しくはANA公式サイトをご確認ください。
これにより、2025年2月以降はANAマイルの方が予約期間が長くなり、UAマイルのメリットの1つがなくなることになります。
UAマイルのメリット3選
✔︎変更・キャンセル手数料
完全無料
さらにマイルの有効期限も無期限!
✔︎ANA国内線をUAマイルで特典予約すると
必要マイルが半分以下になるケースも
✔︎ANA国内線にUAマイルを使う場合
ANAマイルより最大270日も早く予約できる
UAマイル、ANA国内線に使うとめちゃくちゃお得ですよね?
このほかにも、マイルの有効期限がないことや、国際線の燃油サーチャージが無料など、ANAやJALに比べて有利な面が多いのがUAの特長です。
マリオット会員は優遇を受ける
UAは既存の顧客だけではなく、提携する会社の利用者にもメリットがあります。
UAは世界最大手のホテルチェーン「マリオットインターナショナル」と業務提携しており、マリオットのホテルプログラムマリオットボンヴォイの会員向けにさまざまなサービスを提供しています。
ここではマリオット会員向けの2つの優遇について紹介します。
ステータスマッチができる
ステータスマッチとは、提携関係にある会社同士が、一方の会社の上級会員の顧客獲得のために行うサービスで、一般的に航空会社とホテルチェーンで行われています。
ステータスマッチのメリットは航空会社、ホテルチェーン、ホテル上級会員のすべてがWIN-WIN-WINになるということです。
✔︎ホテル上級会員:航空会社の特典を獲得できる
✔︎航空会社:ホテル上級会員に特典を与えることで新たな顧客獲得につながる
✔︎ホテルチェーン:ステータスマッチを動機付けに上級会員をめざす顧客獲得につながる
航空会社のしたたかな戦略はあるにせよ、ホテルの上級会員からすればお得でしかないので、せっかくなら利用したいサービスです。
ユナイテッド航空では、マリオットやヒルトン、インターコンチネンタルなど複数のホテルチェーンと業務提携しています。詳しくはこちら
マリオットとのステータスマッチとしては、エリートのうちチタンとアンバサダーにUAのプレミア資格(シルバーステータス)を獲得でき、ワンランク上のサービスを受けることができます。
シルバーステータスの特典は以下の通り
UA便のシートの無料アップグレードや手荷物が無料になるなど特典がもらえます。
マリオットのチタンとアンバサダーはマリオットの公式サイト(英語)からステータスマッチができます。
マリオットポイントの交換率が高い
マリオットポイントは国内外の航空会社約40社のマイルに交換できます。
交換比率は3:1を基本としており、3,000ポイントを交換した場合1,000マイルとなります。
ポイント交換にあたり、マリオットはUAに対してのみ優遇しており、2023年3月6日までマリオットポイントをUAマイルに交換すると10%のボーナスマイルを獲得できました。
2023年3月7日からは交換比率は他社と同様に3:1になり、10%ボーナスマイルは廃止
これだけ聞くと改悪と思うかも知れませんが、同時に超絶うれしいサービスが始まりました。
マリオットポイントを60,000P単位でUAマイルに交換
▶︎ボーナス10,000マイル獲得
通常、マリオットポイントは60,000P単位で航空会社のマイルに交換する場合、ボーナスで5,000マイルがもらえます。
2023年3月7日からはUAマイルへの交換限定でボーナス10,000マイルがもらえることになりました。
つまり、通常3:1の交換比率が実質2:1になり、
還元率は33%▶︎50%
マリオットポイント60,000Pの交換で、他社に比べて1.67倍も多くマイルがもらえるのは非常にメリット!
マリオット会員の優遇措置
✔︎チタンやアンバサダー会員には
ステータスマッチ付与(UAシルバーステータス)
✔︎マリオットポイント60,000PをUAマイルに交換(全ての会員対象)
20,000+ボーナス10,000=30,000マイル獲得
ホテルポイント移行で最大30%増量キャンペーン!(2024.10.31終了)
期間限定でマリオットポイントからUAマイルに交換するとボーナスマイルが最大30%もらえるキャンペーン(MilagePlus Hotel Points-to-Miles)が始まりました。
このキャンペーン、ヤバいくらいお得ですよ!
2024年10月1日から10月31日までの間、ユナイテッド航空専用サイトからエントリーの上、マリオットポイントをUAマイルに移行すると最大30%ボーナスマイルが獲得できます。
◼️特典:提携ホテルのポイントをUAマイルに移行すると、獲得マイルが最大30%増量
※ボーナスマイルは最大25,000マイル
※ボーナスマイルは2025年1月31日までにユナイテッド航空会員アカウントに付与
◼️条件:10月1日〜10月31日23:59の間にホテルポイントを移行(米国時間)
◼️登録:エントリー必要
ユナイテッド航空のアカウントを入力し、「Register now(いますぐ登録)」をクリック
以上でエントリー完了!
提携ホテルの一覧は以下の通り。特に交換率が高いマリオットポイントが有利!
✅ボーナスマイルの増量割合のベース(対象)
キャンペーン規約(英文)は以下の通り
For a limited time, convert hotel points to MileagePlus® miles and we'll give you up to a 30% bonus on miles earned.
期間限定でホテルポイントをMilagePlus®マイルに変換すると、獲得したマイルに対して最大30%のボーナスが付与されます。
Registration:
To qualify for this offer, members must register for the promotion between October 1, 2024 and 11:59pm EST on October 31, 2024 (“Promotional Period”).
このオファーを得るには2024年10月1日から2024年10月31日午後11時59分(米国東部標準時)の間にプロモーションに登録する必要があります。
Qualifying activity:
A member must earn award miles as a result of one or more points to miles conversion transactions from any combination of MileagePlus hotel partner programs that offer a points to miles transfer program that are conducted during the Promotional Period (“Qualifying Activity”) in order to qualify for MileagePlus Hotel Points-to-Miles bonus miles (“Bonus Miles”). Qualifying Activity must be completed by 11:59pm EST on October 31, 2024.
MilagePlus Hotel Points-to-Milesボーナスマイル(ボーナスマイル)を得るために、プロモーション期間中に実施されるマイル移行プログラムを提供するMilagePlusホテルパートナープログラムの組み合わせから1つ以上のポイントからマイルへのポイント交換として、アワードマイルを獲得する必要があります。獲得は2024年10月31日午後11時59分(米国東部標準時)までに完了する必要があります。
Posting of Promotional Miles:
At the conclusion of the promotion, all miles earned by each member from Qualifying Activity will be multiplied by 30% to determine the eligible bonus up to a maximum of 25,000 bonus miles. Bonus miles will be credited into the member's account on or before January 31, 2025. The maximum bonus miles that can be earned by a member under this promotion is 25,000. MileagePlus will not be responsible for technical problems with partner miles postings, or failures or delays in miles postings by hotel partners, that would render any points to miles converted as ineligible under this promotion.
プロモーションの終了時に獲得したマイルに最大30%を掛けて、最大25,000ボーナスマイルまでのボーナスを決定します。ボーナスマイルは、2025年1月31日までに会員のアカウントに加算されます。このプロモーションで獲得できる最大ボーナスマイルは25,000です。(以下略)
ここで言う「獲得したマイル」は何を指すのか。
実はここがややこしいんです!
すでに説明したように、マリオットポイントは6万ポイント単位でUAマイルに移行すると、通常獲得の2万マイルに加え、ボーナス1万マイルを獲得します。
キャンペーン規約では、通常獲得マイルに加えボーナス1万マイルも増量対象に含めるのかが不明確です。
ただし、2023年の事例では、ボーナス1万マイルは増量対象に含めないこととして取り扱われたことを踏まえ、ここではマリオットポイントをUAマイルに移行して得られる「通常獲得分」のみを増量対象として、UAマイルがどの程度もらえるのか検証します。
✅増量割合が3段階
もう1つ複雑なのが増量割合。
ここ最近のマイル増量キャンペーンでは、増量割合が30%と一律で決められていました。
2024年のキャンペーンで特徴的なのは獲得マイルに応じて増量割合が3段階(20%、25%、30%)に分かれている点です。
では、マリオットポイントをUAマイルに何ポイント移行すると合計何マイルになるのか
考えただけでもう頭がぐちゃぐちゃですよね笑
整理するため表にしました↓
表からわかるように最大還元率60%とするためには12万ポイントを一度にUAマイルに移行する必要があります。
ただし、6万ポイント移行でも還元率は58%となり、60%とほとんど変わりません。
⚠️追加情報
増量割合30%となるためには獲得マイルが40,000マイル以上と思っていましたが、デスクに問い合わせた方の情報では「40,001マイルから」だそうです。
〜20,000⇨増量割合20%
20,001〜40,000⇨増量割合25%
40,001以上⇨増量割合30%
つまり、増量割合30%となるためには、移行元のマリオットポイントは120,003ポイントが必要となります。
このように、ユナイテッドの規約は不明確な点が多々あるので注意が必要です。
UAマイルは良いことばかりではない!
UAマイルはANA国内線の特典予約に有利ですが、UAはサイレント改悪があることに注意!
サイレント改悪とは、事前の通知なしに突如として必要マイルが増えていること
実際、2023年6月に国際線(北米=日本)の必要マイルがビジネスで8.8万マイルから11万マイルへ、エコノミーで3.5万マイルから5.5万マイルに増えました。
そのため、サイレント改悪がいつ起こっても対処できるように事前の備えが必要です。
それは、マイルやポイントの分散保有
私はマリオットとアメックスメンバーシップリワードの2つをメインにポイントを保有しています。
旅行の予定がある場合、あらかじめ必要な分だけUAマイルに移行するようにし、間違っても全振りするようなことはしません。
また、UAだけではなく、ANAやJALのほか、外資系マイルも意識しながら、その時最適な移行先を見つけるようにしています。
UAマイルのお得な使い方
以上を踏まえ、UAマイルのベストな貯め方や使い方はこちら↓
アメックスのビジネスカードで貯めたポイントは、最大で還元率99%でマリオットポイントに移行できます。
また、マリオットポイントはポイントサイトのハピタスからポイント交換することでも貯まります。
ポイントは1ハピタスポイント=1マリオットポイントで等価交換となり、500ポイントから交換可
マリオットポイントが60,000Pまで貯まったら、一気にUAマイルに交換しボーナス10,000マイルをゲットしましょう!
そして通常交換マイルを加えた30,000マイルを使い、ANA国内線を予約すれば完了!
まとめ
ANA国内線は
✔︎マリオットポイントを60,000P単位で交換し
✔︎UAマイルで特典予約
が超絶お得
UAマイルを貯めて、楽しい旅行を実現させましょう!
マリオットポイントに移行できるアメックスビジネスカードでは特別なキャンペーンを開催しています。
詳細はX(旧Twitter)またはInstagramのDMにてご連絡ください。