▶︎NUAについて知りたい
▶︎スイートルームにお得に泊まりたい
マリオット・ボンヴォイでは、系列ホテルに宿泊すると宿泊実績として日数が加算され、この宿泊実績数で翌年のステータスが決まります。
この記事では、マリオットの宿泊実績の仕組みと年間チョイス特典の1つのNUAについて解説しますね!目次
宿泊実績とステータスの関係
マリオットでは、1月1日から12月31日までに系列ホテルに宿泊した日数に応じて、翌年のステータスが決まります。
このうち、年間50泊に達するとプラチナ、さらに75泊に達するとチタンとなり、系列ホテルで宿泊するとさまざまな特典を受けることができます。
ホテルブランドによって若干の違いはありますが、基本的にはプラチナ以上で朝食無料、また、当日の空室状況によって一部スイートを含む客室のアップグレードも期待できます。
なお、アンバサダーは宿泊実績100泊以上に加え、系列ホテルの宿泊費などの年間の支払い総額が23,000ドルを超える条件もクリアしなければなりません。
宿泊実績とステータスの関係
先ほど説明したとおり、宿泊実績の対象は1月1日から12月31日まで
この間に獲得したステータスは翌々年の2月末まで有効です。
例えば、2023年12月末までの宿泊実績が50泊だった場合、50泊を達成した時点からプラチナステータスが適用され、2025年2月末まで有効になります。
つまり、年間の早い段階でエリートステータスを達成すれば、最大で2年近くステータスを維持することができます。
年間チョイス特典(50泊達成時)
マリオットでは、宿泊実績が50泊達成時と75泊達成時にご褒美としてプレゼント(特典)がもらえます。
これが年間チョイス特典と呼ばれるもので、マリオット規約に基本的なルールが定められています。
マリオットアメックスの年間決済額が400万円に達した場合でもプラチナエリートの資格を獲得できます(いわゆる決済プラチナ)。
ただし、決済プラチナの会員は年間チョイス特典を獲得することができません。
年間宿泊数が50泊に達すると、マリオットからメールが届き、年間チョイス特典5つからいずれか1つを選ぶことができます。
ただし、このお知らせメールは会員のアカウントによっては届かない、または届くのが遅い場合があります。
この場合、マリオットの年間チョイス特典のポータルサイト(英語)にアクセスしサインインすることで、特典を選ぶことができます。
実際、私は50泊達成時にメールが来なかったため、このサイトから特典を選びました。
50泊達成時に選択できる特典一覧はこちら↓
以下のうち1つを選択
・5泊分のナイトトリーアップグレードアワード
・シルバーエリート資格ギフト
・ホテルベッドのマットレス40%割引
・5泊分のエリートナイトクレジット(宿泊実績)
・チェリティ寄付100ドル(3種類)
50泊達成時の年間チョイス特典は翌年1月8日午後1時59分までに選択する必要があります。
もし上記期間までに選択しなかった場合、自動的に5泊分のナイトリーアップグレードを受け取ります。
ここでは、ナイトリーアップグレードアワード(Nightly Upgrade Award:以下、NUA)について解説します。
ナイトリーアップグレードアワード(NUA)とは
マリオットは2023年11月にスイートナイトアワード(Suite Night Award:以下、SNA)の制度改正を発表(詳しくはこちら(英文))
SNAは年間チョイス特典の1つで、宿泊前日の午後2時までに申請しておけば、空き状況次第でチェックイン前にスイートやプレミアムルームを確約してもらえるというとっても嬉しい特典です。
このSNAは、2024年1月からNUAとして生まれ変わり、特典内容が変更。
ではどう変わったのかというと、こちら↓
✅改善:参加ブランドが拡大
一番の目玉がこれ!
リッツ・カールトンとエディションが客室アップグレードの対象ホテルに加わったこと
この2つのブランドはマリオット系列ホテルの中でも最上級の「ラグジュアリーブランド」でありながら、これまでSNAの特典の対象外でした。
さらに、リッツ・カールトンはスイートへのアップグレードはチタンエリート以上が条件という、アップグレードのハードルが非常に高いブランドです。
2024年1月からは、NUA特典を獲得した場合、プラチナエリートでもリッツカールトンのスイートに宿泊できるチャンスが生まれます。
例えば、リッツ・カールトン日光のNUA対象客室をみてみるとレイクビューのスイートも対象!
時期にもよりますが、レイクビュースイートは有償だと30万円近くかかるので、NUAが承認されればかなり嬉しい!
✅改善:対象客室が拡大
2023年12月までSNA対象だったホテルにも変更点があります。
これまでSNAの対象客室の種類が拡大
マリオットの発表では全体で20%増えるとしています。ただし、ホテルブランドによって拡大する規模は異なるのでご注意を。
以上が従来のSNAから改善された点ですが、一部で改悪された点があります。
✅改悪:空き状況調査が短縮
この改悪、少しわかりにくいので解説します。
従来のSNAでは、年間チョイス特典を獲得後、宿泊予約しSNAを申請すると、ホテル側が宿泊日の5日前からスイートまたはプレミアムルームの空き状況を調べ、空室がある場合にアップグレードが確約されます。
つまり、スイートやプレミアムルームの空き状況の調査が宿泊日の5日前から開始されるため、最速で宿泊日の5日前にスイートやプレミアムルームにアップグレードが確約されました。
「スイートが確約されたから夕食や朝食は部屋で食べようか!」といったように、旅行のプランを早めに立てることもできます。
ところが、NUAでは空き状況の調査開始が宿泊日の3日前に変更
これにより、調査開始が宿泊日直前になったことで、対象客室が埋まってしまう可能性が高まります。
なお、NUAの有効期限は年間チョイス特典を獲得した翌年の12月31日までとなります。
例えば、2024年に年間50泊を達成しNUAを特典を選択した場合、有効期限は2025年12月31日。
年間チョイス特典(75泊達成時)
75泊達成後にもメールが送られ、年間チョイス特典を選ぶことができます。
以下のうち1つを選択
・1泊分の無料宿泊特典(最大40,000P相当)
・ゴールドエリート資格ギフト
・5泊分のナイトリーアップグレードアワード(NUA)
・ホテルベッドのマットレス40%割引
・5泊分のエリートナイトクレジット(宿泊実績)
・チェリティ寄付100ドル(3種類)
50泊達成時との大きな違いは1泊分の無料宿泊特典を選ぶことができる点です。
これは75泊達成時のみ付与される特典で、翌年12月31日までの滞在に利用することができます。
無料宿泊特典は、選択後2週間以内にアカウントに反映され、最大40,000Pまでのポイント宿泊に利用できます。
さらに、マリオットでは2022年4月から手持ちのポイント最大15,000Pと無料宿泊特典を組み合わせることができる「Top Off」というサービスが提供されているため、最大55,000Pまでのポイント宿泊に利用できることになりました。
Top Offのサービスの詳細はこちら
なお、75泊達成時の年間チョイス特典も翌年1月8日午後1時59分までに選択する必要があり、この期間までに選択しなかった場合、自動的に5泊分のスイートナイトアワードを受け取ります。
結局、年間チョイス特典は狙う価値あり?
プラチナエリートの資格は、年間50泊した場合でもマリオットアメックスで年間400万円の決済をした場合でも獲得することができます。
ただし、大きな違いは年間50泊してプラチナエリートになった場合のみ年間チョイス特典がもらえるという点。
では、年間50泊もしてまで年間チョイス特典をもらう価値はあるのか?
その理由は、NUAは海外でかなりの威力を発揮するからです!
一般に、NUAは国内よりも海外のホテルで承認されやすい傾向にあります。
また、会員ステータスに応じて、NUAで承認されたスイートからさらに客室がアップグレードされる場合もあります。
実際、Wシンガポールセントーサではボトム(最安)の客室を予約して当時のSNAでスイートが承認
さらに、そこからトップスイートに超絶アップグレードされたことがあります。
マリオットアメックス保有が有利
プラチナエリートの条件である宿泊実績50泊はハードルが高いですが、マリオットアメックスプレミアムを保有するとカード付帯の特典として15泊の実績が付与されます。
したがって、実質年間35泊すればプラチナを達成できるので、朝食無料特典などを受けたい方には非常にメリットのあるカードです。
今ならマリオットポイントを最大獲得できるキャンペーンを実施中です。詳しくはこちら
マリオットポイントに移行できるマリオットアメックスカードでは特別なキャンペーンを開催しています。
詳細はX(旧Twitter)またはInstagramのDMにてご連絡ください。